社会人になってからも「何か資格を取りたい」「キャリアアップのためにスキルを身につけたい」と思うことは多いでしょう。しかし、せっかく時間とお金をかけて資格を取得しても、活かせない資格では意味がありません。
そこで今回は、2025年版・絶対に取って損しない、無駄にならない資格を厳選してご紹介します。どの資格も初心者でも目指せるものを中心に選び、取得後の活用シーンやメリットも詳しく解説。
「どの資格を取ろうか迷っている」方はぜひ参考にしてください!
1. 日商簿記検定
資格の特徴
日商簿記検定は、会計や経理に必要な基礎知識を問う資格です。特に「お金の流れ」を理解できるようになるため、経理職に限らず、営業職やマネジメント職でも役立つ資格です。
活かせる場面
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事務職・経理職への就職・転職
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起業・副業での財務管理
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会社の経営数字を読み解くスキル向上
難易度と勉強時間
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3級:約100時間(合格率40〜50%)
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2級:約150〜200時間(やや難易度アップ)
こんな人におすすめ
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事務・経理を目指したい
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副業や起業を考えている
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経営に興味がある
2. TOEIC
資格の特徴
TOEICは、英語によるリスニングとリーディングの能力を測るテスト。点数による評価なので、世界中で信頼されています。
活かせる場面
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外資系企業への転職
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海外赴任やグローバル業務へのチャレンジ
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英語力をアピールして年収アップ
目標スコアと目安
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600点以上:英語を使った業務の基礎ができるレベル
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730点以上:外資系・海外業務で即戦力
こんな人におすすめ
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英語を活かしてキャリアアップしたい
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海外転職を考えている
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国際的に活躍したい
3. ITパスポート
資格の特徴
ITパスポートは、ITリテラシーを証明する国家資格。プログラミング未経験者でも受験可能で、IT業界以外の一般企業でも重宝されます。
活かせる場面
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社内のデジタル化推進
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IT知識を活かした事務・総務業務
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情報セキュリティ対策
難易度と勉強時間
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合格率:約50%
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学習時間:約100時間
こんな人におすすめ
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IT知識を基礎から身につけたい
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企業のDX推進に関わりたい
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将来、上位資格(基本情報技術者試験など)に挑戦したい
4. MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
資格の特徴
MOSは、Word・Excel・PowerPointなど、Microsoft Office製品の操作スキルを証明する国際資格です。
活かせる場面
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事務職での業務効率向上
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営業資料や報告書作成での即戦力アピール
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社内ITリーダー的な立ち位置
難易度と勉強時間
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合格率:高め(初心者でも合格可能)
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学習時間:約30~50時間
こんな人におすすめ
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事務職への転職を目指している
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パソコンスキルを客観的に証明したい
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業務効率を上げたい
5. 登録販売者
資格の特徴
登録販売者は、一般用医薬品(第2類・第3類)の販売ができる国家資格。薬剤師以外でも医薬品販売が可能になります。
活かせる場面
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ドラッグストアや薬局での就職
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パート・アルバイトとしての勤務
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医療・健康業界への転職
難易度と勉強時間
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合格率:約40~50%
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学習時間:約300時間
こんな人におすすめ
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医療・福祉業界で働きたい
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安定した職を探している
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地域密着型の仕事に興味がある
6. キャリアコンサルタント
資格の特徴
キャリアコンサルタントは、個人のキャリア形成支援を行う国家資格。キャリア相談・転職支援・教育支援など幅広い分野で活躍できます。
活かせる場面
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企業の人事・採用部門
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転職エージェントやキャリアセンター
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独立してコンサルタント活動
難易度と勉強時間
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合格率:約60%
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学習時間:300~400時間
こんな人におすすめ
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人の役に立つ仕事がしたい
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キャリア支援に興味がある
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独立・副業を考えている
7. CGクリエイター検定
資格の特徴
CGクリエイター検定は、コンピューターグラフィックスに関する専門知識とスキルを問う資格。クリエイティブ業界へのパスポートになります。
活かせる場面
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映像制作会社、ゲーム開発会社への就職
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広告・デザイン事務所での活躍
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フリーランスクリエイターとしての独立
難易度と勉強時間
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ベーシック:約150時間
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エキスパート:約200~250時間
こんな人におすすめ
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クリエイティブな仕事をしたい
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映像・ゲーム業界を目指したい
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在宅ワークや副業を希望している
資格選びで失敗しないためのポイント
資格選びのコツ
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目的を明確にする
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例:転職のため、副業のため、自己啓発のため など
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需要を確認する
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求人サイトや市場動向をチェックして、需要が高い資格を選ぶ
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活かせる場面を想像する
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資格取得後、どんな仕事やスキルアップに役立つかイメージする
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コストとリターンを比較する
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受験料・勉強時間に見合うだけのリターン(収入アップなど)が見込めるかを検討する
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長期的なキャリア視点を持つ
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すぐ役立つだけでなく、将来的にも価値が落ちない資格を選ぶ
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9. まとめ
資格取得は、自分の可能性を広げるための強力な手段です。ただし、無計画に選んでしまうと、時間もお金も無駄になってしまうリスクもあります。
今回ご紹介した資格は、いずれも実用性が高く、今後のキャリアアップにも確実につながるものばかりです。
まずは自分の目的をしっかり見極め、「どの資格が最も自分に必要か」を考えた上で、計画的にチャレンジしていきましょう。
努力した分だけ、きっと未来の選択肢は広がります!